|
|
・メーカー・車名 |
ホンダ「N BOX +」 |
・車両概要 |
660cc、4WD、CVT、カスタム
G Turboパッケージ |
・購入時期・形態 |
12年7月、新車 |
・総走行距離数 |
24,000km |
・主な使用状況 |
仕事 |
・スタイル外観 |
9点 |
・スタイル内装 |
9点 |
・走り |
8点 |
・操作性 |
8点 |
・居住性 |
8点 |
・燃費 |
7点 |
・総合評価 |
8点 |
・寸評(良い点) |
○外装は、好き嫌いがはっきりしそう。納車の時に、フロントグリルを初めて見た時は、昔バブル時流行ったデコトラか!、と思うくらいギンギンギラギラ。ま、そう思うのもそれを知ってる年のせいか、と割り引いてみると、なかなかコンセプトもはっきりしていて、私的には好感が持てる。
○内装は、昔の軽が「私は軽なのでこんなものです」という言い訳的な感じの作りでOKだったのに比べ、格段の進化。車幅制限のせいか、メーター周りが若干幅が狭いのを除けば1500ccクラスと遜色ない出来。
○シートも普通車並みで、窮屈さもなく、合格ライン。
○走りは、何と言ってもとにかく良く回るエンジン。ターボとの相性も良く、2000回転過ぎから加給し始めると、スピードリミッターまでトルクフルに一気に駆け上がる。おかげで、高速道路では実用域範囲で怖い思いはしたことがない。この間フィットにも2台乗ったが、何と無く中途半端で、1年と持たなかった。やっぱホンダは軽が最高!。
○加えて4WD。普段はFFに近い走りで燃費を稼ぎ、道路状況により後輪が駆動するというなかなかの優れもの。海岸線のカーブの連続で、軽ワンボックスカーということを忘れてボーッと運転している時、曲がりきれず思わず車線オーバーしてしまい、あわや対向の大型トラックと正面衝突しそうになったが、アクセルを思いっきり踏み込んだところ、後輪がモリモリと駆動して車体をインに運んでくれ助かった。
○操作性は、やっと他社並みになったという感じ。スマートキーを持ちながら、なぜかキーボックスをいちいち廻すという、ホンダこだわりの呪縛から解放され、一発プッシュスタート。日に何十回と操作する身となれば助かる。
○今は普通になって話題にもならないが、電動パワステもチョウドイイ。
○これはたまたまのデザインか、はたまたホンダらしい工夫なのか、ナビの設置スペースが数センチ飛び出している。当然画面も体の近くにあり、他のスイッチ類が邪魔にならず、タッチパネル操作がかなり楽。加えて7インチナビが7.5インチ?ぐらいに見えるので、ちょっと得した気分にさせてくれる?。
○居住性ば、なんといってもこれでもかと言わんばかりの広さ。ヘッドクリアランスなど気にする必要すらない広大なスペース。若い頃、子育て時期はサニーを乗り継いでいたが、当時これがあればファーストカー間違いなし。車両維持費もやすく、超安月給だった身からすると、今の人はホント選択肢がたくさんあって羨ましい限りである。
○運転席は、右ひじ側のドアを深く凹ませてあり、狭さを感じさせまいという努力を感じる。
○音消しは、昔からトヨタ、ホンダはきちんとしてあり、タイヤノイズも気にならない。
○1年で2万キロ以上走ったが、シートのへたりもなく、また駆動系や内装系からの異音、きしみ音も皆無。ハイブリッド車で大敗したあとの渾身の巻き返し?、との意気込みさえ感じる出来である。
○燃費は、高速道路15km/L(エアコンOFF、20km/L)、市街地11.5km/L(エアコンOFF、13-15km/L)。以前は総合燃費17km/L位だったので、まーふつうでしょうか。全体的にクルコン時の時の方が燃費はいいようだ。
|
・寸評(不満な点) |
×外装は、今時の軽なのでしかたないが、バンパーがないため、自転車に赤信号でぶつけられて修理費が40万近くかかってしまった。これってどうなんだろうか?燃費重視、軽量化、歩行者保護はわかるが、フロント周りが鍋の蓋にもならないようなペッラペラの樹脂ボード一枚だけ。接触即エアコン熱交換器、ラジエター、フェンダー、ボンネット、ヘッドライトアッセンブリ等々交換では、私もそうだが保険会社もたまったものでは無かろう。
×最初に述べたが、フロント周りが銀ピカのため、昼時、道路標識が光ってるので、オートライトの故障かと思いきや、メッキパーツの反射だった。対向車は眩しくないのか?心配。
×内装は、これはホンダに限らないと思うが、ベンチシートが余りにフラットなため、低反発マットを敷いてなれるまで、腰が落ち着かなかった。本当にベンチだ。
×フロントドアは良く遮音されて静かなのだが、リアのスライドドアの遮音は、構造上仕方ないのかもしれないがうるさい。バスなどとすれ違うと、スライドドアから音がガンガン入ってくる。
×走りについては、足廻りがパワーに完全に負けている。別売で足廻りの純正部品をもっと充実すべきではないかと思うが?
×今売り出し中のターボチャージャーだが、2万キロ超えたあたりから加給圧が上がらなくなり、あえなく中のタービン交換。新車の時の盛り上がるようなトルク感が戻ってきたが、このペースでいくと毎年交換となってしまいそうだが・・・
×操作性は、パワースライドドアが標準で両側についているが、はっきり言ってドアが軽いので、手で開けた方が早いし簡単。また、ポケットの中で他の鍵と接触してリモコンが誤動作し、駐車中勝手に開いてしまうので、常に車両側の方でメインスイッチを切っている。小さな子供さんがいて、買い物などで手が塞がれた場合など、乗り降りの利便性を想定したものかもしれないが、勝手にドアが開いて、中の子供が道路側に転げ落ちる心配をしてしまうのだが・・・
×耐加重一枚200キロという頑丈なパネルを組み直して後部座席をフルフラットに出来るらしいが、それなりの要領と慣れが必要なようで、どうにも重く、試しに一度試みたがすぐ挫折。ディーラースタッフにもやってもらったが、とうとう出来ずじまいに終わってしまった。もっとも、まあこの歳になって車中泊は身体に悪いので構わないが。
×居住性は、先ほど書いたように文句無しの広さだが、あまりの広さに夏場のエアコンの効きが悪く、当然燃費が下がる下がる。去年の夏、一番暑い時など、前から冷風後ろから熱波という感じで、仕方なく昔営業車にあった荷室と仕切るカーテンを真似て、透明ビニールと針金で運転席の後ろで仕切って見たところ、やっと普通車並みの冷房感が得られた。ちなみに燃費が1.5km/L程良くなった。余談だが、この仕切り、お手製なので当然取り外し不可。たまの3名乗車時は、誰が後部座席に座るかでもめるもめる!当然そうなると、後ろに倒してのリクライニングも限界が生じてしまう。
×燃費は、4駆ターボということや、仕事で時間に追われて、燃費よりも発進時や高速道路でのストレス軽減がメインの運転なので仕方ないが(但し安全運転は大事です)・・・同僚がスズキ・ワゴンRのエネチャージ乗って、夏場でも総合17km/L程走るとの事で、その差歴然。車種、車重が違うので仕方ない事もあり、それ以上は考えないようにしている。
×最後は値段。込み込み230万は軽としては高すぎる、プリウスのSツーリングが買える値段はないでしょう。
|
・その他自由意見 |
◇久々の、一目見てホンダとわかるデザインが気に入って購入しました。
◇作り込みも良く、前述のようにホンダ渾身の車だと思います。
◇総合評価は、久々の軽なので比較が普通車になってしまい、今回評価8となりました。
◇これからもホンダさんには、特徴のある一目でホンダが走ってるとわかるような車作りを望みます。
|