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・メーカー・車名 |
トヨタ「ヴィッツ」 |
・車両概要 |
1300cc、CVT、1.3F
SMART STOPパッケージ |
・購入時期・形態 |
11年10月、新車 |
・総走行距離数 |
800km |
・主な使用状況 |
通勤、営業 |
・スタイル外観 |
8点 |
・スタイル内装 |
5点 |
・走り |
7点 |
・操作性 |
7点 |
・居住性 |
8点 |
・燃費 |
7点 |
・総合評価 |
7点 |
・寸評(良い点) |
○洗練されたスタイル。
初代の女性的なスタイル〜2代目の有機的なスタイルは、いずれも好みではありませんでしたが、今回は男性的でエッジの効いたスタイルとなり、スポーティさすら感じさせます。ダウンサイジングを考えている男性ユーザーを取り込む狙いなら、効果的でしょう。
○静粛性を増したエンジン。
先代ラクティス(1.3L/CVT)を運転した時には、ザラついた荒いエンジンフィールに不快感を感じました。しかし、今回の1.3Lは非常に静粛性に優れ、スムーズに回るようになっています。決してパワフルではないものの、必要にして十分な性能を発揮します。
○アイドリングストップ機能。
あまり「売り」として押している印象は有りませんでしたが、再始動は素早く、タイムラグも気になりません。一方、頻繁に再始動するので、省燃費効果には若干の疑問も…。
○改善された足回り。
ヴィッツといえば、初代〜2代目共に貧弱なフニャ足の代表格と言っても良いくらいに酷かったものですが、今回はコンパクトクラスでは合格点をあげられるレベルに達したと思います。それでも、スイフトやデミオには負けていると思いますが。
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・寸評(不満な点) |
×随所に見られるコストダウンのあと。具体的に挙げると、
1.フロントワイパーが1本に。2本無い車は初めて見ました…。雨の日は違和感有りまくりです。
2.先代まで豊富にあった小物入れの激減。何と後席にはドリンクホルダーが1つも無い始末。前席側も、一番便利だったエアコン吹出口前のホルダーが無くなり残念。
3.ヘッドレスト一体型になったシート。異様に高さだけがあり、下げる事も出来ないため、後方視界を妨げる結果に…、危険です。
4.スピーカーの音質。2代目は、異様にしっかりとした低音の出る良いものが奢られていましたが、今回はクラスなり…、というか標準以下の音質になってしまいました。
5.全体的にグレードダウンした内装の質感。特にドアの内貼りは酷い。
×意外に伸びない燃費。
走り方にもよるんでしょうが、街乗り中心だと12〜13km/L。26.5km/L(10/15モード)という数値とは著しく乖離。一世代前の小型車と変わらないレベル。
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・その他自由意見 |
◇ヴィッツといえば女性ユーザーが多かった車。しかし、そうしたユーザーを軽にばかり奪われる昨今では、この車も男性ユーザーを取り込まねばと、少々方向転換せざるを得なかったのでしょう。
◇確かに、走りやスタイリングの改善は成功していると思いますが、今までの女性ユーザーが離れかねない使い勝手の改悪には少々疑問。
◇私は、歴代ヴィッツの中では一番好きですが、今後の売れ行きは苦戦しそうですね。
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