■業界ニュース
|
●農家向けEV拡大の兆し、伸び悩む市場全体の底上げなるか(2/14)
超小型電気自動車などの農家向けEV市場が拡大する兆しを見せている。資材運搬や農業施設の電源としての利用を想定した低価格車の開発が活発化し、インフラ整備も急ピッチで進む見通しだ。地方では燃料代高騰に加え、ガソリンスタンドの撤退が相次ぎ、ガソリン車やディーゼル車の利用が難しくなっている。農家での普及が、伸び悩む市場全体の底上げにつながるとの見方も・・・
|
●ホンダ「フィット」に不具合が多発する理由(2/14)
フィット、ヴェゼル、ホンダの期待の新型ハイブリッド車がトラブルに見舞われている。原因は、HV用デュアルクラッチ式自動変速機(DCT)の不具合。DCTのリコールは今回が実に3回目。この背景には、DCTを使ったHVシステムがこれまでに経験がない全く新しい複雑なシステムだったことがある。HV競争の緒戦でトヨタに完敗したホンダが、逆転をすべくHVシステムを完全刷新するという高い目標に挑んだわけだが、品質管理での詰めが十分でなかった・・・
|
●「プリウス」100万台リコール、単一車種で過去最多(2/12)
トヨタ自動車は、「プリウス」約99.7万台のリコールを国土交通省に届け出た(下記参照)。ハイブリッドシステムを制御するプログラムの不具合で、最悪の場合システムが停止して走行不能になったりするおそれがある。国内で一度に届け出たリコールとしては、派生車を除く単一車種として過去最多。燃費向上に比例する形で、システムが高度化、複雑になっており、品質管理の重要性がより高まっている。
|
●自動車大手7社、円安効果で5社営業最高益(2/11)
自動車大手7社の2014年3月期通期の業績見通しが出そろった。苦戦が続く日産を除けば、営業利益は従来予想に比べて4社が上方修正し、5社が過去最高益を更新する。7社合計で約1兆8000億円にものぼる円安効果に加え、主に北米での好調な販売、原価低減も奏功し、収益力の向上が鮮明になった。ただ、足元ではインドの経済減速やタイの自動車販売の伸び悩みなど不安要素も。
|
●三菱自動車復活へ“プリンス”に託す舵取り(2/10)
三菱自動車の完全復活は、生え抜きの“プリンス”に託された。同社は、益子修社長が代表取締役会長兼CEOに、相川哲郎常務が同社長兼COOに昇格する人事を内定した。相川氏は、軽自動車の初代「eKワゴン」の開発を手掛けるなど車両開発の経験が長い。父は三菱重工業の実力者だった相川賢太郎元会長で、三菱自動車生え抜きのプリンスだ。
|
●なぜ「アクセルと踏み間違えないブレーキ」が普及しないのか(2/10)
熊本の中小企業ナルセ機材が開発した「ナルセペダル」。踏み込むとブレーキがかかる。これは普通のクルマと同じだ。異なるのがアクセル操作。つま先を右にずらし、ペダル右側面についている縦長のレバーを押すとアクセルが作動する。動きが全く異なるため、ほぼ間違えることはない。アナログな機構のナルセペダルと、その対極にあるようなハイテク技術を使い、電子制御で安全を確保しようとする自動ブレーキ。どちらが本当に安全なのか・・・
|