■業界ニュース
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●高速新上限料金制度、割引廃止で実質値上げ(4/9)
国土交通省は、6月に導入する高速道路の新料金体系を発表した。一定の走行距離を超えた場合、普通車2000円、軽自動車1000円、中・大型車5000円の上限料金を設定、首都高速、阪神高速などを除き全国一律とする。燃費が20km/L以上のエコカーは、軽と同じ料金に優遇する。
曜日や時間帯で異なる現行の割引制度に代わるものだが、休日上限1000円割引や、ETCマイレージ割引などが廃止されるため、多くのドライバーには実質的な値上げとなりそうだ。
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●不況の影響で「車離れ世帯」が増加(4/8)
日本自動車工業会は、2009年度の「乗用車市場動向」調査結果を発表した。乗用車世帯保有率は75.8%(前年比3.4%減)、複数保有率は36.1%(同4.9%減)と、不況による世帯年収の減少や消費マインドの低下により、いずれも減少に転じた。大都市だけでなく郡部においても減少が顕著となり、保有期間の長期化やダウンサイジングも継続中。
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●軽ユーザー、地方・女性・高齢者が中心(4/8)
日本自動車工業会は、2009年度の「軽自動車の使用実態」調査結果を発表した。主運転者は女性が6割台と高い比率で推移し、50歳以上の比率も増加した。公共交通機関の利便性の悪い地方・郡部での保有が多く、女性や高齢者の日常生活を支えている。軽自動車からの代替が51%を占めるものの、登録車からの代替(ダウンサイジング)も29%に増加。
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●日産・ルノーとダイムラー、資本提携を正式発表(4/7)
日産自動車・仏ルノー連合と独ダイムラーは、資本提携を正式に発表した。日産・ルノー側とダイムラーとの間で、相互に株式を3.1%ずつ持ち合い、燃費に優れた小型車や電気自動車を共同開発、2013年にも販売する。環境規制強化に押され、開発費の削減を目指して緩やかに手を組んだ。
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●GW期間の高速道路渋滞、昨年とほぼ同規模に(4/6)
NEXCO東日本など高速道路各社は、今年のゴールデンウィーク期間(4月28日〜5月9日)の交通集中による渋滞予測と対策を発表した。渋滞回数は昨年とほぼ同規模で、下り線は5月1日(土)〜3日(月)、上り線は5月3日/4日にピーク時10km以上の渋滞が多く発生すると予測。
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