■業界ニュース
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●盗難件数、ハイエースがワースト1、カーナビも過去最高に(3/19)
日本損害保険協会は、自動車盗難事故実態調査を実施した。車種別ではハイエースが3年連続でワースト1位になった。解体工場で部品に解体されてから輸出されているとみられる。ランドクルーザーとセルシオが同数で2位に。車上ねらいでは、カーナビが過去最高を記録した。ほとんどが転売目的で、処分先としてインターネット・オークションの利用が増加している。
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●2010年度の国内需要見通し、33年ぶりの低水準に(3/18)
日本自動車工業会は、2010年度の国内需要見通しを発表した。日本経済の緩やかな回復が見込まれるものの、エコカー補助金が年度前半で終了するため失速、四輪車の総需要は464万9600台(前年度比95.1%)と、1977年度の423万台以来33年ぶりの低水準になると予測した。普通・小型乗用車が269万8000台(前年度比93.0%)、軽乗用車が125万6000台(同97.7%)。
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●国交省、ブレーキ優先装置の義務化検討(3/18)
国土交通省は、トヨタ車の急加速問題を機に、米国でアクセルよりもブレーキを優先させる機構(ブレーキ・オーバーライド・システム)の搭載を義務づける検討が行われていることを受け、国内でも同装置の搭載を検討する。「安全基準検討会」で取り上げ、併せて車載電子システムの電磁波耐性の基準化や、事故調査への活用検討が始められているEDR(イベント・データ・レコーダ)の基準化、活用方策についても検討する。
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●空気キレイ・車内快適、花粉・ウイルス撃退グッズが人気(3/16)
車内の空気を清潔に保ちたいという人が増えている。新型インフルエンザや花粉症の流行に加え、ETC割引で長時間ドライブする機会が増えたことも一因という。特に人気が高まっているのは車載用の空気清浄機で、売上金額は前年同期の約5割増しという。車載用の加湿器や、脱臭・抗菌機能のついたエアコンフィルターなども登場。
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●自動車メーカーと東京電力、急速充電器の普及・標準化団体設立(3/15)
トヨタ、日産、三菱自動車、富士重工業、東京電力は、電気自動車の普及に向けて、急速充電器の設置個所拡大と、充電方式の標準化を目的とした「CHAdeMO(チャデモ)協議会」を設立した。5社を幹事会員とするほか、充電機器メーカーや支援企業、行政など国内外158社・団体が参加する。
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●エコカー市場、HV車を中心に拡大、10年後には約5倍に(3/15)
野村総合研究所は、日本、米国、欧州、中国の四極を対象に、エコカーの2020年までの販売市場予測を行った。ハイブリッド車(HV)は、現在主流のモーターのみで走行可能な方式に加え、アイドリングストップとエネルギー回生機能のみの安価な方式なども普及、年間1,100万台規模に到達。プラグインハイブリッド車(PHV)は年間140万台程度に、電気自動車(EV)は、年間75〜155万台程度になると予測。
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