■業界ニュース
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●世帯当たりの車普及台数、初めて減少(8/9)
自動車検査登録情報協会が集計した2007年3月末現在の自家用乗用車の世帯当たり普及台数は1.107台となり、前年同期(1.112台)より減少した。減少は1975年の調査開始以降初めて。新車販売の不振から保有台数の伸びが鈍化したことによるもので、軽自動車は1,528万台と6.5%増えたものの、登録車は1.2%減の4,195万台となり、年間増加数が大幅に鈍化した。
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●トヨタ、オールシーズン使用できる新シートヒーターを開発(8/7)
トヨタ自動車は、新機能を備えたシートヒーター「快適温熱シート」を開発した。人間工学の見地から、負担のかかりやすい肩にあたる部分にもヒーターを配置したり、冷えやすい下肢をより効果的に温め、冬場のみならず夏場の冷房使用時にも使えるよう温度分布を見直した。本月発売予定の新型車を皮切りに採用を拡大する。
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●日産、クリーンディーゼルエンジンを開発、来秋SUVに搭載(8/6)
日産自動車は、高性能触媒技術を採用し、世界で最も厳しい米カリフォルニア州の排出ガス規制「SULEV(Super Ultra Low
Emission Vehicle)レベル」を可能とするクリーンディーゼル技術を開発した。ルノーと共同開発したM9Rエンジンをベースに、同技術や高度エンジン制御技術などを盛り込んだ新エンジンを開発、2008年秋に「エクストレイル」に搭載、国内市場に初投入する。
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●低中所得者や都市部に車離れ。自販連、国内販売予想を下方修正(8/3)
自販連は、今月発表した「2007年版自動車ディーラー・ビジョン」で、2010年の国内乗用車販売台数(軽乗用車含む)見通しを451万台とし、06年版(473万台)より下方修正した。軽以外の販売台数を315万台と7.6%引き下げ、軽乗用車を135万台と2.2%引き上げた。低中所得世帯の自動車購入費が大幅に下がる傾向をみせていることや、都市部の自動車関連支出が全国平均を下回っていることなどから、見通しを引き下げた。
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