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今日は、地元国立で行われる「谷保天満宮旧車祭」の11回目。とくに用事もなかったので、散歩がてらゆっくりと見学してきました。
このイベントはオートモビルクラブジャパンと国立市の観光協会が協力して開催しているもの。初代のダットサンのような50年代、60年代もあれば、2000年代車も展示されているという、バラエティ豊かな、ちょっと緩い?催しです。
会場での主役はやっぱりクラシックカーですけど、ネオ・クラシックカー好きとしてはどうしてもそっち方面に目が行ってしまいますね。最初に目に入ったのはランチアのモンテカルロ。すぐ横にはピカピカのストラトスのあったのですが、よりエレガントなモンテカルロが好みですね。1975年にしてはとにかくモダンで、華奢なピラー類も美しい。リアパネルもすでに80年代を予感させる先進ぶり。Aピラー下の凝ったパネル構造にも注目してしまいました。
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2台目はスバル1000の4ドアセダン。1966年ですから年式的には「ネオ」じゃないんですけど、フロントランプ横から始まるキャラクターラインが実に明快で、サイドモールとの組み合わせはとてもモダンです。とにかく面が美しいなあと。
もう1台は、ひっそりと置かれていた3代目ホンダアコードセダン。デザイン的にはホンダの黄金期と呼んでもいいんじゃないかと思いますが、スリムでスポーティなフロントに、先進的なリアパネルが何にも似ていない世界観を作っていました。サイドでは豊かなプレスドアと太いサイドモールがとにかく美しい。これで5ナンバーって、なかなかスゴイ時代でしたね。
このお祭りの日は、展示車も個性的ですが、これを見に来るクルマファンの愛車もまた珍しいクルマが多く、終日街中が不思議な雰囲気になります。それもまた楽しみの一つですね。
(19/12/09 すぎもとたかよし)
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