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今日の午後、デザイン講座の聴講に出掛けてきました。
これは、御茶ノ水のカフェ『ESPACE BIBLIO』でほぼ月1回開催されている『青戸務 マンスリー・カー講座』です。
青戸氏はおもにホンダで活躍されたデザイナーで、オペルで活躍した児玉英雄氏、マツダで活躍した河岡徳彦氏とともに、多摩美術大学・プロダクトデザイン研究室出身の「3人衆」として有名な方です。昨年、そのタマビで凱旋講演会があり、業界を含めなかなか盛況だったと聞きます。
本日のお題はフランス車の動向で、2008年のパリ・ショーの振り返り、そして同時期のパリ・レトロモービルショーもついでに語ってみるというもの。
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情報としては10年近く前のイベントですが、欧州をメインにしたデザインの動きは、かえって最近のショーよりも見えるものが大きかったようです。ルノーではパトリック・ルケマン後年の展開や元気だったプジョー、まだ落ち着きのあったレクサスなど、なるほどと思いました。
講座にはトヨタを定年となった、あるいは日産から独立したなどの元自動車会社デザイナーや家電のデザイナー、あるいは雑誌CGのクラブ会員など、様々な方が集まっていて、なかなか濃い場になっていました。そうそう、カースタイリング誌の藤本彰氏の姿もありましたね。
毎回”二次会”が恒例らしく、ある種のデザイナー交流の場になっているようです。僕も参加させていただきましたが(下戸ですけど)、ちょっとした仕事上のニアミスがあったりして楽しい時間を過ごせました。
モーターショーやサークル・イベントだけでなく、こうした集まりも自動車文化のひとつのカタチとしてとても魅力的かと思います。在京の方はぜひ聴講をされてはいかがでしょうか?
(16/03/05 すぎもとたかよし)
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