クルマ選びは
  新車データベース
マイカー採点簿
試乗記検索エンジン
国産車サマリー
カーライフ情報は
  厳選クルマリンク
車何でもランキング
車何でもアンケート
自動車保険
業界情報は
  ニュース&トピックス
コラム&レビュー
メールマガジン
  週刊くるまーと
モバイル対応
  運転免許問題集
ガソリン価格調査
車物知りクイズ
いつでも、どこでも
  iくるまーと(携帯)
くるまーと情報
  ウェブマスターより
広報&報道記事
お問い合わせ
 

[email protected]


トップページへ戻る

 

コラム&レビュー

新車心象風景:日産・キューブ

 
 あのV字回復を牽引した一連のデザイン改革車達が、そろそろモデルチェンジの時期を迎えている。

 ティアナは中国やロシアでの高級車としての役割と、日本でのモダンリビング戦略に巧いこと折り合いをつけてみせた。まあ、いい意味での軽さは薄れたけど、逆に言えば重厚感が増した。


 で、キューブ。先代はいわゆるクルマらしさと逆方向を向いていながら、そのクルマらしさの発信元である欧州で評価が高かった。これはもちろんデザインセンスが本物だったからで、ロンドンという最先端デザインの中心地からラブコールがあったのはその証だろう。


 
 「純化」というコンセプトが曲面に結び付く理由がいまひとつピンと来ないからか、僕は正方形に近いヘッドランプや、フロントサイドウインドウのフチがそのままフェンダーまで伸びていた先代の方が安定感があったし、まとまりも高かったと思う。その点、サイドウインドウを独立させた新型は少々不安定な感じがするんである。でも、パッと見ほとんど同じとした全体の判断は間違いじゃなかったろう。

 波紋や波形を繰り返した内装はやり過ぎという話もあるけど、問題はデザインコンセプトから外れていないかどうかで、僕はキューブらしいチャレンジだと感じた。少なくともエクステリアよりいい具合に変わったんじゃないかな。もちろん、例によってカラーセンスも一歩先を行っているし。

 僕はこういう日産のデザイン展開はもっと評価されていいと思っている。遊びのクルマをやろうとするとWiLLシリーズやルミオンになっちゃうライバルとは次元が違うワケで、この新型が外に出て行くのは、だからかなり意味深いとも思う。日本発の文化がアニメだマンガだなどというお寒い認識に対してもなかなかいい提案になると思うし。

 さて、残るマーチ、フェアレディZ、そしてラフェスタあたりはどうなるのかな?

(08/11/28 すぎもとたかよし)

日本の自動車評論を斬る!
すぎもとたかよしのブログ
」へ

本サイトへのリンクはフリーですが、画像・文章を転載する際は事前にお知らせください。
(c)2008 MICle Corp. all rights reserved.