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新車じゃなくてマイナーチェンジですが、日産ラフェスタです。
キューブのデザイナーが関わっていたというウワサがあるエクステリアは、従来の何の工夫もないミニバンとは違って個人的には好きだったのだけど、コンパクトカーはともかく、ミニバンではちょっと早かったみたい。
売れなきゃしょうがないでしょ、ということでのビッグマイナーチェンジは、ウィングロードとプレサージュに続く第3段。ともにフロントマスクの大幅変更で一発逆転を狙ったものだけど、プレサージュは”逆転”までは回復しなかったので1勝1敗かな。
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で、ラフェスタはどうかというと、ちょっと厳しいかなあという感じ。たしかに変えたことは変えたんだけど、変え方が中途半端じゃないかと。この辺のミニバンはトヨタのウイッシュとかホンダのストリームとか、とにかく分かりやすい”カッコ良さ”で勝負して成功しているわけだけど、どうもそこまでは行ってないんじゃないかと。
たとえばヘッドライトが一番変わったとことだけど、従来の四角っぽさがなくなったとはいえ、まだおとなしいでしょ。グリルも光りモノを付けたけれど、どうにも個性に欠けるし。
デザイン的にはサイド、リアがキュービックなイメージのままだから、フロントだけ思い切ったこともできないのは分かるけれど、もうちょっと切れ長のシャープな感じが欲しかったと思う。それと、できればリアランプも動きのあるデザインに変えれば相当イメージが違ったんじゃないかなあ。
ま、今回は評判の悪かったシートも変更しているから、そっちとの相乗効果はあるかもしれないけれどね。
(07/05/19 すぎもとたかよし)
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