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先日の続き。
次期NSX候補として正式アナウンスされたアドバンスド・スポーツコンセプト。ショルダーラインがそのままリアのホイールアーチとなる手法は前作と同様だけど、FRを想定し、ロングノーズとなった全体の印象は随分異なる。
何だかなあと思うのは、まだ煮詰まらないうちから何度もコンセプトカーを出すなよなぁ、ということ。だって、今年の東京ショーではより市販ヴァージョンに近づけるって言うし、だったら最初からそれなりにテーマが定まってから出せばいいじゃんと思う。コンセプトカーっていうのは思いつきのショーカーっていうことじゃなくて、文字通りコンセプトを示すクルマなわけでしょう? これはアメリカスタジオの若手デザイナーの作品らしいけど、その辺からもその場限りの思い付き感いっぱいなんだよなあ。
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続いてレクサスの超スポーティ版、IS-F。
比較的コンパクトなボディに大排気量エンジンを載せる、つまりBMWのMやメルセデスのAMGに習った方法はいいと思う。ただ、ショーカーとして、このエクステリアはチョットね。
高性能版として、とくにバンパー周辺を派手に変えるのはレガシィのブリッツェンと同じやり方だけど、どうにもバランスが悪いんである。もともとシャープなラインのISに、何でこんなにフニャけた曲面だらけのバンパー付けるかな? これじゃあ、その辺のアフターパーツ屋と変わりないじゃない。この気持ち悪さはこの前のLF-Aと同じだけど、つまり今後のL-フィネスってこういうことなのかな?
ま、いまだにエンジンがヤマハチューンだったり、開発にポルシェ関係者がかかわったり、こういう特別なクルマの開発がそんなことでいいのか? という疑問がまずあるけれど・・・。
(07/01/31 すぎもとたかよし)
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