|
デトロイトショーはレクサス、トヨタ、そしてアキュラのスーパースポーツが日本にとってのビッグニュース、雑誌なんかは大騒ぎなんである。でもこの3台、個人的にはどれもパッとしないんだよなあ。
レクサスLF-Aは進化型ということだけど、何でこんなエイリアンみたいな気色悪い曲面になっちゃったんだろう? とくにフロントの造形はどうにも意味不明で複雑過ぎ。前作は逆に物足りなさを感じたけれど、例のL−フィネスを体現していることは説明されなくとも分かった。担当者曰く、そのL−フィネスも常に進化しているとのことだけど、いやあ、だってまだF−フィネス自体が根付いてないのに、勝手に進んじゃワケ分からないよ。
|
|
トヨタブランドのFT-HSはハイブリッド武装がそれらしいんだけど、やっぱエクステリアがねえ。コアになるボディに、独立したようなフロントとリアフェンダーが覆い被さるところが見所らしいけど、そういう説明がないと納得できないようじゃダメでしょ。見た瞬間に「カッコいい」とか「キレイ!」と思えることが大前提で、そういう説明は後で付けるものでさ。
近年のフェラーリを見ていて、ああ何だかピニンファリーナもマンネリだなあ、なんてエラそうに思っていたけど、こういうのを見ると、やっぱり機能性を含みつつキレイにまとめるのは大したもんなんだな、と思い直しちゃうよね。
皆さんはどう感じました?
あ、アキュラのNSX後継についてはまた書きます。
(07/01/25 すぎもとたかよし)
「日本の自動車評論を斬る! すぎもとたかよしのブログ」へ
|